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Logicoolの9ボタンマウス「G300」を買いました

 昨年の10月の記事で、多ボタンマウスの購入を検討中と書いたのですが、実は多ボタンマウスを購入しないまま1年以上過ぎてしまいました。

 しかし、先月の10月21日にロジクールから、低価格な9ボタンゲーミングマウス「Logicool Gaming Mouse G300」(以下G300)が発売されたので、3週間ほど前にこれを購入しました。

【追記】

現在、パッケージデザインが変更されたG300rが発売されていますが、マウス本体は従来のG300と変わりはありません。

LOGICOOL 【FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア WINDOWS版 推奨】 ゲーミングマウス G300r
LOGICOOL 【FINAL FANTASY XIV: 新生エオルゼア WINDOWS版 推奨】 ゲーミングマウス G300r

 このG300は、ゲーミングマウスとしては非常に低価格で、標準価格は3,480円。1年以上も買わずに待った甲斐がありました。(笑)

 今回は、このG300のレビューをしてみます。

Dscn0859

↑G300のパッケージ

Dscn0862

↑G300本体の真上から

 このG300は、最近のゲーミングマウスとしては数少ない左右対称型で、左右どちらの手でも使えるデザインになっています。サイズは、横72.2mm x 奥行112.7mm x 高さ39.9mmと、従来のゲーミングマウスと比べて一回り小さめで、一般的なマウスと同等くらいの大きさです。
また、親指が当たるサイド部にはゴム製の滑り止めが貼られていてグリップ性は抜群。大きくくびれているので、つまみ持ちするのは最適です。

Dscn0867

↑G300本体の裏面

 裏面には大きなサイズのソールが三枚貼られています。普通のマウスには、小さなソールが4枚貼られている場合が多いのですが、この小さなソールがいつの間にか剥がれて紛失するケースがよくあります。しかし、G300の大きなソールならば、いつのまにか剥がれて紛失することはなさそうです。
また、センサーは赤色LEDを使用した光学式ですが、なぜか本体の中心からやや外れた場所にあります。私が使用したところでは、このセンサーの位置による違和感は感じないのですが、マウスの持ち方や操作方法によっては違和感を感じる方もおられるかもしれません。

Dscn0866

↑G300本体のボタン部

 このG300には9つのボタンがあり、内訳は以下の通りです。(カッコ内はボタンの刻印)

  1. 左ボタン
  2. 右ボタン
  3. ホイールボタン
  4. 左手前ボタン(G4)
  5. 左奥ボタン(G5)
  6. 右手前ボタン(G6)
  7. 右奥ボタン(G7)
  8. 中央手前ボタン(G8)
  9. 中央奥ボタン(G9)

左右にあるG4~G7のボタンのキートップは、指にフィットする様に内側に傾斜する形状になっていて、とても押しやすいです。
また、このG4~G7のボタンは、左右のクリックボタンを同様にカチッとしたクリック感があり心地よいのですが、中央のG8・G9のボタンはペコッとしたクリック感で、安っぽく感じます。ここらへんはコストダウンのため、スイッチの品質を下げたのかなと思います。(笑)

 あと、このG300はドライバーを予めインストールする必要は無く、USBポートにG300を接続すれば自動的に認識し、9個の各ボタンも使用できます。G300には各ボタンの設定を3プロファイル分記憶できるメモリーが内蔵されていて、工場出荷時には以下の設定がプリセットされています。

 ●プロファイル1(MMO向け)

  • インジケーターカラー:赤
  • 解像度:500/1000/1500/2500dpi
  • デフォルト解像度:1000dpi
  • DPIシフト使用時の解像度:なし
  • シフトレート:500レポート毎秒
  • G1:左ボタン
  • G2:右ボタン
  • G3:ミドルボタン
  • G4:バック
  • G5:フォワード
  • G6:CTRL
  • G7:ALT
  • G8:プロファイルスイッチ
  • G9:DPIループ

 ●プロファイル2(FPS向け)

  • インジケーターカラー:緑
  • 解像度:500/1000/1500/2500dpi
  • デフォルト解像度:1000dpi
  • DPIシフト使用時の解像度:500dpi
  • シフトレート:1000レポート毎秒
  • G1:左ボタン
  • G2:右ボタン
  • G3:ミドルボタン
  • G4:バック
  • G5:フォワード
  • G6:解像度ダウン
  • G7:解像度アップ
  • G8:プロファイルスイッチ
  • G9:DPIシフト

 ●プロファイル3(通常のPC操作向け)

  • インジケーターカラー:青
  • 解像度:なし
  • デフォルト解像度:1000dpi
  • DPIシフト使用時の解像度:なし
  • シフトレート:500レポート毎秒
  • G1:左ボタン
  • G2:右ボタン
  • G3:ミドルボタン
  • G4:バック
  • G5:フォワード
  • G6:Ctrl+C
  • G7:Ctrl+V
  • G8:プロファイルスイッチ
  • G9:Ctrl+X

 このプリセットされた設定である程度の用途に対応できますが、「Logicoolゲームソフトウェア」を使用すれば、G300内のメモリーに保存された設定を変更することも可能です。「Logicoolゲームソフトウェア」はロジクールのWebサイトからダウンロードできます。

 この「Logicoolゲームソフトウェア」を、私のWindows7(32bit)のPCにインストールしようとしたのですが、インストールの途中でインストーラーがダウンしてしまい、使用できませんでした。私のPC固有の問題と思われるのですが、原因がわからないため今回は私の仕事用PC(WindowsXP)でテストしました。

G3002

↑Logicoolゲームソフトウェアのボタン設定画面

 各ボタンの機能・解像度・インジケーターカラーの選択(7色+消灯)は、この画面で変更します。
今回私は、仕事とプライベートの両方で活用するため、以下の様な設定をしました。

 ●プロファイル1(Firefox向け)

  • インジケーターカラー:赤
  • 解像度:500/1000/1500/2500dpi
  • デフォルト解像度:1000dpi
  • DPIシフト使用時の解像度:なし
  • シフトレート:500レポート毎秒
  • G1:左ボタン
  • G2:右ボタン
  • G3:ミドルボタン
  • G4:バック
  • G5:フォワード
  • G6:Ctrl+1(1番目のタブを表示)
  • G7:Ctrl+W(タブを閉じる)
  • G8:プロファイルスイッチ
  • G9:DPIループ

 ●プロファイル2(Excel向け)

  • インジケーターカラー:緑
  • 解像度:なし
  • デフォルト解像度:1000dpi
  • DPIシフト使用時の解像度:なし
  • シフトレート:500レポート毎秒
  • G1:左ボタン
  • G2:右ボタン
  • G3:ミドルボタン
  • G4:TAB(次のセルに移動)
  • G5:Shift+TAB(1つ前のセルに移動)
  • G6:Ctrl+C(コピー)
  • G7:Ctrl+V(貼り付け)
  • G8:プロファイルスイッチ
  • G9:Ctrl+X(切り取り)

 ※プロファイル3は工場出荷時の設定のまま変更なし

G3006

↑Logicoolゲームソフトウェアのプロファイル選択画面

 Logicoolゲームソフトウェアでは、G300の内蔵メモリとは別に、3プロファイル×6セットの計18プロファイル分の設定を保存する機能があります。G300に内蔵の3プロファイル分では足りない場合は、Logicoolゲームソフトウェアを併用すれば多くのプロファイルを設定することができます。

 最後にG300を使ってみての感想ですが、1つ不満点を挙げるとすると、手のサイズが大きい場合、サイドのくびれがあるせいで、持ちにくく感じる点です。私は生まれつき手が大きい(ちなみに私の靴のサイズは28cm)のですが、G300はサイズが小さめなのに、さらにサイドのくびれによって横幅が非常に細くなっています。このため、手の大きな私が持つと窮屈に感じます。しかし、3000円台のマウスとしては多機能で、充分満足できるものでしたので、評価は100点満点中90点としたいと思います。

メーカー Logicool 
型番  G300 
サイズ  横72.2mm x 奥行112.7mm x 高さ39.9mm 
重量  112g(ケーブル含む) 
ケーブル長  205cm 
インターフェース  USB 
通信方式  有線 
ボタン数  9個(ホイールボタン含む) 
スクロールホイール  あり(ホイールボタンあり、左右チルトなし) 
センサー方式  光学式 
解像度  250~2500dpi 
電源  USBより給電 
付属品  取扱説明書 
カラー  ブラック 

【2014年2月24日追記】

G300rの発売に伴い、記事の追記と商品画像の差し替えを行いました。

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