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プログラマブルキーを10個搭載した格安キーボード「楽々キーボード3」を買ってみた

 2010年9月に書いた記事で、株式会社サイズのキーボード「楽々キーボード2」の実機レビューを書きましたが、後継機の「楽々キーボード3」(型番:RAKURAKU3-BK)が、たまたま立ち寄ったヨドバシカメラ秋葉原店の店頭で見つけたので、これを衝動買い。価格は1,980円でした。

サイズ プログラマブルキー機能 各種便利キー 搭載 楽々キーボード3 RAKURAKU3-BK
サイズ プログラマブルキー機能 各種便利キー 搭載 楽々キーボード3 RAKURAKU3-BK

 このキーボードを買ったのは、つい先日でしたが、昨年2013年8月には既に発売されていた様で、私が店頭で見つけるまで発売されていることに気づきませんでした。

 前モデルの楽々キーボード2(以下楽々2)と新モデルの楽々キーボード3(以下楽々3)との違いですが、楽々2ではExcelの入力操作に役立つ18個の拡張キーが搭載されていますが、楽々3では18個の拡張キーの内10個がプログラマブルキーに変更されています。また、楽々2のインターフェースはUSB・PS/2兼用でしたが、楽々3ではUSBのみに変更。本体カラーは楽々2ではブラックとホワイトの2種類が発売されていましたが、楽々3ではブラックのみの発売となっています。

 プログラマブルキーは、ゲーミングキーボードに搭載されている場合が多いのですが、ゲーミングキーボードの価格は約5,000円~25,000円くらいと高額なものとなります。しかし、この楽々3は、プログラマブルキーを10個搭載していながら、実売価格が2,000円前後程度と格安です。

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↑【写真1,2】パッケージの外観。
パッケージは段ボール製で、表面にはこのキーボードの特長が大きくプリントされ、裏面には製品仕様・取り扱い説明・保証規約がプリントされている。

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↑【写真3】キーボード本体の外観。
本体の大きさは、メーカー公称値で480mm×134mm×32mm。テンキー周辺とキーボード左端に拡張キーとプログラマブルキーがある分、標準的なテンキー付きキーボードの約445mmより横幅が大きい。
特殊なキーボードだが、Windows標準のキーボードドライバで動作するので、別途ドライバをインストールする手間は無い。
キーピッチはメーカー公称値で約19mm。キーストロークは4.0±0.5mm。
キースイッチはメンブレンタイプで、打鍵音はそこそこ静か。キータッチの感触は悪くはないが、心地よいとも感じられず、極普通といったところ。
本体背面には、鉄板が入っているため剛性が高く、格安キーボードにはよくある「たわみ」は、ほとんど感じられない。

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↑【写真4】キーボード右側部分のアップ。
キーボード左側に追加されている拡張キーは、[(][)][,][000][00][Tab][半角スペース][Save]の8個。プログラマブルキーは[P1]~[P6]の6個。 右Windowsキーが無い代わりに、プログラマブルキーの登録操作用の[PGM]キーが、右ALTキーとアプリケーションキーの間にある。
[Save]キーは、Excel等にある「上書き保存」の操作に相当する。
本体右上に、緑色に点灯する「Num Lock」「Caps Lock」「Scroll Lock」の3つのLEDと、赤色に点灯する「PGM」のLEDがある。

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↑【写真5】キーボード左側部分のアップ。
キーボード左側に追加されているプログラマブルキーは、[P7]~[P10]の4個。
最上段のキーの列は、左方向にキー1つ分ずれているので、[ESC]の位置が[半角/全角]の左上にある。[ESC]を多用する人は、ここに違和感を感じるかもしれない。

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↑【写真6】付属のラベルシール。
登録したプログラマブルキーの内容をメモできるラベルシールが、1枚付属している。大きさは80mm×50mm。
実はこのラベルシールが、この製品の唯一の付属品。取扱説明書や保証書は付属していない。

 このキーボードに搭載されているプログラマブルキーの機能は、内蔵のハードウェアで処理されるため、特別なドライバやアプリケーションは不要です。
 プログラマブルキーに登録した操作は、本体内のメモリーに保存されるため、他のPCに差し替えても、そのまま使用できます。
 メーカーでは、このキーボードがサポートしているOSはWindows8/7/Vista/XPとしていますが、私が試したところ、Ubuntuでも動作しましたので、特にOS等の環境には依存することなく使える様です。ただし、メーカーサポート範囲外なので、Windows以外での使用は自己責任で・・・

 また、プログラマブルキーには最大40のキー操作を登録させることができ、メールアドレスなどの文字列を入力させることも可能です。

 プログラマブルキーの使用にあたっては、以下の注意事項があります。(取り扱い説明からの抜粋)

  • 本登録機能はマクロ機能ではありません。1つのキーに複数の動作を登録した場合、動作の間隔(時間)をあけずに入力されます。
  • 登録は文字としてではなく、キー入力として認識されています。
    例1)ひらがなで「あいうえお」と登録した場合でも、キーボードの現在の入力モードが半角英数だった場合、「aiueo」と表示されます。
    例2)「東京都」(とうきょうと+[変換]+[Enter]で登録)→「toukyouto+[Enter]」
  • 本製品に搭載されている[00][000][SAVE]などの特殊キーはショートカット登録できません。
  • [Shift][Ctrl][Alt][Windows]キー4種は、単独ではショートカットに指定できません。
    [Shift]+[いずれかのキー]の形で指定してください。
  • 登録した[P]キーと他のキー、または登録した[P]キー同士を組み合わせて使うことはできません。
  • 各[P]キーはキーリピートに対応していません。登録したキーを押し続けても、連続して入力されません。

 私がプログラマブルキーを使用していて気づいた点ですが、複数のキー操作をプログラマブルキーに登録して入力させた場合、多少のもたつきを感じます。
 例えばプログラマブルキーに「1234567890123456789012345678901234567890」の様に40文字フルに登録した場合、プログラマブルキーを押してから入力が終わるまでに約0.8秒ほどかかります。
 また、複数のキー操作をプログラマブルキーに登録している場合、プログラマブルキーを連打すると正常に入力されない場合があります。
 例えば先ほどと同様に、プログラマブルキーに「1234567890123456789012345678901234567890」を登録してプログラマブルキーを連打すると、「123456789012134567890134567890134567890134567890」といった異常な入力となります。複数のキー操作をプログラマブルキーに登録している場合、一連の入力が終わるまでプログラマブルキーを連打しない様に気をつける必要があります。

 また、他に気になった点としては、前モデルの楽々2にもありましたが、カーソルキーの[↑]を押そうとして誤って[SAVE]を押してしまったり、左の[Ctrl]を押そうとして誤って[P10]を押してしまうことがよくあります。

 マクロ機能が無かったり、複数キー同時入力機能が無いなど、ゲーミングキーボードに見劣る点はありますが、実売価格で約2,000円前後と格安なので、手軽に入力作業を効率化したい方にはオススメのキーボードです。

型番 RAKURAKU3-BK(ブラック)
価格 1,800円
※Amazon.co.jpでの価格(2014年1月31日調査)
キー配列 Windows108日本語配列
127キー(拡張キー8個+プログラマブルキー10個+PGMキー1個を含む)
キーピッチ 19mm
キーストローク 4.0±0.5mm
キー機構 メンブレンスイッチ
インターフェース USB
本体サイズ 幅480×奥行134×高さ32mm(スタンド使用時高さ41mm/46mm)
重量 約735g
ケーブル長 約140cm
製品情報
Webサイト
株式会社サイズ
http://www.scythe.co.jp/input-device/rakuraku-keyboard3.html


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