WindowsXPとWindows Server 2003でMicrosoft Updateが進まない
2013年9月頃より、WindowsXPとWindows Server 2003で、WSUSサーバーへの更新プログラムの検出実行時において、svchost.exeのCPU使用率が100% となってしまうため、Microsoft Updateの処理が非常に遅くなる現象が発生している様です。
- Windows XP や Windows Server 2003 環境において、Windows Update 実行時に Svchost.exe の CPU 使用率が 100 % となる、時間を大幅に要する (Japan WSUS Support Team Blog , 2013年10月18日)
この現象は「Internet Explorerの累積的なセキュリティ更新プログラム」の検出処理に起因していて、下記の4つの更新プログラムにおいて特に顕著であることが確認されております。
- KB2846071(7月公開分)
- KB2862772(8月公開分)
- KB2870699(9月公開分)
- KB2879017(10月公開分)
また、12月に配信された更新プログラムKB2898785でも、同様の現象が発生することが報告されている様です。
WindowsXPが稼働している私のサブPCのAcer TravelMate C111Tiでも、12月配信分のMicrosoft Updateの実行時に、PCの処理が非常に遅くなる現象が発生しましたが、Microsoft Updateが完全に止まってるわけでは無いため、Microsoft Updateが終了するまで、ひたすら待つという方法で解決させました。それでも、1時間少々程度で終わったかと思います。
Microsoftより、この現象を解決するパッチを配布することが予告されていますが、パッチの配布は来月2014年1月になる見込みの様です。
- Windows XPでCPUの使用率が100%になるバグにMicrosoftがパッチ配布予定(GIGAZINE , 2013年12月17日)
修正パッチの配布まで待てない方のための暫定的な対処方法として、12月に配信された「Internet Explorerの累積的なセキュリティ更新プログラム(KB2898785)」を先にインストールしてから、Microsoft Updateを実行するという方法でも、解決できる可能性がある様です。
KB2898785は、以下のMicrosoftのサイトから、Internet Explorerの各バージョン別に配布されていますので、ここからダウンロードしてインストールしてみてください。
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