停電で、ちょっとしたトラブル。電源ボタンが黄色に点滅してパソコンが起動しない。
事務所で停電があったのですが、事務所のパソコンの大部分がバッテリー内蔵のノートPCだったことや、サーバーにはUPS(無停電電源装置)を付けていたため、大した事はありませんでした。しかし、UPSが付いていないデスクトップPCが10台ほどあり、このPCは停電でダウンしました。
電力が復旧した後、ダウンしたデスクトップPCを起動させましたが、その内1台のPCが電源ボタンを押しても反応がありません。よく見ると、電源ボタンが黄色に点滅しています。
そこで、PCの電源コードをコンセントから抜き、30秒ほど経ってから再度コンセントに挿し電源ボタンを押したところ、正常に起動しました。
DELLなど一部メーカーのデスクトップPCでは、PCの起動を妨げる様な異常があった場合、電源ランプを黄色に点滅させて警告する機能があります。
今回のトラブルでは、電源コードを30秒間ほど抜くことで復旧しましたが、もし復旧しない場合は、以下の手順で本体内の電気を放電させてから起動してみてください。
- 本体の電源コードをコンセントから抜く。
- 本体ケースを開けて、マザーボードに付いているボタン電池(CMOSバッテリー)を抜く。
- 5分間ほど経ってからボタン電池をマザーボードに取り付ける。
- 本体ケースを閉めて、電源コードをコンセントに挿す。
また、本体に接続した周辺機器や、本体に内蔵されているメモリーやボード類が原因となる場合もあります。本体内の電気を放電させても復旧しない場合は、以下の方法も試してみてください。
- USB機器・LANケーブル・キーボード・マウスなどの周辺機器を外した状態で電源を入れてみる。
- 本体に内蔵のメモリーを抜いた後、再度取り付けてから電源を入れてみる。
- 本体に内蔵のボード類(ビデオカード・サウンドカードなど)を抜いた状態で電源を入れてみる。
これらの方法でも復旧しない場合は、故障である可能性があるので、メーカーのサポートに問い合せてください。
最近のコメント